「市民学級講座② ~歯からはじめる健康づくり~」私たちはフレイルにはならない!7月16日(火)
公開日:2024年07月16日 最終更新日:2024年07月16日
7月16日(火)に今年度第2回目の市民学級講座が行われました。
今回は「歯からはじめる健康づくり」がテーマです。
講師として旭川市保健所 健康推進課 歯科衛生士の渡邊よし子さんが来てくださいました。
はじめに「フレイル」について説明してくださいました。
「フレイル」とは高齢になり,筋力が低下し,気持ちの面でもやる気がなくなり,活力を失ってしまうことです。
「フレイル」を防ぐために大事なことが3つあります。
1つ目はバランスの取れた栄養を摂取すること。その中でもたんぱく質をしっかり取って,筋肉を育むことです。
2つ目はジョギングやストレッチなど軽度な運動を日々続けることです。
3つ目が一番大切で,人との関わりをしっかり持つことです(社会参加)。人とのコミュニケーションをとることで生活が生き生きと活気付いてきます。
そして自分自身の歯や口を元気に健康に保つことが「フレイル」の予防になります。
健康な歯や口を保つために必要なことが4つあります。
まず「口の周りを元気にする!」ことです。唇と頬の筋肉を鍛えることです。そうすることで発音がしっかりし,食べこぼしもなくなります。
次に「かむことを元気に!」かたいものも進んで食べ,よく噛み,唾液がいっぱい出るようにする。
3つ目は「飲み込みを元気に!」食べる前に声を出したり,ベロを出したりして準備体操を行い,飲み込みに関連する筋肉を元気にし,「むせ」などを防ぎます。
最後に「口の清潔度をアップ!」歯磨きを正しく行い,虫歯,歯周病,口臭などの予防をきちんと行う。
講義の最後にはみんなで口の機能を守るためのトレーニングとして「あいうべ体操」を10回繰り返しました。
これで,「フレイル」にはなりません。いつまでも元気100倍!健康100倍です!